地震から数日分の日記

えー、ここのところブログの更新をしてなかったので、ここ数日のまとめ。
3月11日にM9.0のとても大きな地震があり、10mを超える大きな津波も観測され、さらに原子力発電所も冷却系統の麻痺により、メルトダウンの危機・・・という状況の中、東京では交通機関が全て麻痺して自分は帰宅困難者になりました・・・。一晩学校に泊まったけど、学校の対応が素早く的確でよかった。帰宅困難となった自分たちに大会議室を開放し、乾パン、毛布、水などを支給してくれた。余震が続いてあんまり寝れなかったけど、一晩を安心して過ごすことができた。
3月12日、電車が動いている、動いていないという情報が交錯する中、南千住駅高専の最寄り駅)を偵察しに行った先生が「ホームに行くことすらできない。駅周辺に人が溢れかえっている」という情報が。親父と歩いて帰宅することにした。自宅は千葉県の北西部あたりで、距離にして35km程度。7〜8km程度歩いた所で、亀戸駅についたのでそこから総武線で千葉県にはいれた。今まで経験したことの無いぐらいの混雑で、降りる人、乗車する人の間で文句の言い合い、トラブルが起きてた。人間観察してたけど、文句を言うのは女性の方が傾向として多かった。「もっと奥にいけませんか?」って言われたとき「状況ぐらい読めるだろ」っていってやりたかったけど・・・まあ自分の事しか考えてない奴が多かった。自分も含めて。うん。おんなのひとこわい。
3月13日、原子力発電所が本格的にヤバいという事をテレビでしった。昨日、一昨日の時点でなんとかなるんじゃないのかなと考えていたが、水素爆発の映像をみて、これはやばいと思った。原因は燃料棒の皮膜が高温になると、プール内の水の酸素と反応して水素が発生、それが弁の開放などで、圧力容器から格納容器へ漏れ、可能容器から建家内部に漏れたっていう話。あの映像みて、てっきり最悪の事態を想像してしまった。
3月14日、東京電力計画停電を発表したので、PHPを使って停電時間を検索するウェブアプリケーションを徹夜で作ってた。http://l-raven.ddo.jp/power/
普段、WEBアプリケーションなんて開発してなかったから、ただたんにテキストベースのデータベースからファイルを読み込んで該当地域を検索して、そのグループから停電時間を表示させるだけのプログラムだったのに、PHPの実装には1時間を要した。一番時間がかかったのはテキストエンコーディング。普段、ホームページとか書くのにHTMLを直打ちしているけど、エンコーディングなんて気にしたことなかった。最近のブラウザは自動認識してくれるし、特に作成者側が気にすることもないしね。んで、友達から文字化けしているという報告をうけたが、UTF-8だのSJISだの普段意識してなかったから困った。結局、全てをUTF-8に統一したら治ったけどね。
3月15日、昨日も今日も計画停電することがなかった。自分で作った停電時間の検索エンジンで自分の地域を調べてみたけど、ちょうど自分の住んでいる場所だけデータがない。もしかしたら計画対象外なのかもしれない。UPS無停電電源装置)や鉛蓄電池やACインバーターを用意して構えていたけど、全然こなかった。それよりも、計画停電が無計画になっている気がする。停電の時間に合わせて、鉛蓄電池+ACインバーターを付近の避難所や病院等に提供するために出かけようかなーと思ってたんだけど、見事に実施見送られて空振った。今考えると病院って自家発電設備あるよね。( ゚Д゚)ウヒョー
3月16日、宇宙研の活動停止、学校への登校禁止、終業式・卒業式の中止が決定した。安否確認の電話が学校から来た。今更・・・と思った。宇宙研の活動停止に伴い、Skypeをベースに会議をすることになったが、いろいろとトラブルが発生した。Skypeって会議には、通話もできるし、映像も遅れるし、画面共有はできるし、テキストはもちろん、ファイルの転送もできるし・・・会議用には申し分のないソフトウェアなんだけど。活用できない。
原子力発電所の状況が相変わらずまずい。事故のレベルをレベル4と日本政府は発表していたけど、海外の専門家はレベル6、もしくわレベル7到達のおそれがあると言っていた。これはチェルノブイリ原子力発電所の事故と同じレベルである(レベル7)。警察の高圧放水車、自衛隊の軍用機(CH47)による水投下、アメリカの無人偵察機・・・現場の人は全力で、最悪のシナリオを食い止めようと頑張ってくれてるけど一方で、原発に関する情報が交錯している中、ドイツの救援隊が撤退したらしい。

文章ながっ